設立目的

「益山弥勒寺址発掘調査団」を母体にする国立扶余文化遺産研究所は、百済文化圏の主な文化遺跡に関する学術調査を行い、研究機能を強化するため、1990年5月9日に発足した。

同研究所は扶余•公州•益山などに散在する都城や寺院など、百済の主な遺跡に関する学術発掘調査を毎年実施し、調査によって得た資料に基づき、百済都城の復元研究、泗沘期の遺物研究、百済の文化遺産の国際性研究などを行っている。また、出土した遺物を体系的に保管・管理し、迅速に展示を行うことにより、調査成果を一般公開している。

このような調査研究により、記録に残っていない祖先の生きた証を明らかにし、それを国民に紹介することで伝統文化遺産を継承し、発展させるのに役立てるよう努めている。



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百済文化圏遺跡の学術調査

重要な先史、歴史遺跡に関する学術調査の企画を行っており、国が保護している史跡の整備・復元のための調査、史跡指定のための事前調査なども担当している。


百済文化遺産企画研究

文化遺跡の学術調査、出土遺物の保存処理などの調査・研究活動により得られた成果をまとめ、テーマ別に詳しい分析研究を実施することにより専門知識を研究者同士で共有することを目的としている。

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出土遺物の保存処理

同研究所は開所以来、百済文化圏の主要文化遺跡に対する発掘調査を活発に行っており、これらの遺跡からは様々な材質の遺物が発見されている。

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