故∙長澤和俊 早稲田大学 名誉教授, 中央アジア古代文化交流研究に関するシルクロードの基礎資料 寄贈
国立文化財研究院(院長キム·ヨンス)は5月3日午後1時、故∙長澤和俊 早稲田大学名誉教授から
シルクロード関連研究資料約4万件の寄贈を受け、国立伽倻歴史文化センター(慶尚南道金海市所在)資料館に配置した。
今回の寄贈は中央アジア古代文化交流史の研究に大きく貢献してきた故∙張澤和俊教授(1928-2019)が
一生研究·収集した各種書籍と写真資料、研究ノートなど重要な研究資料をその遺族が国立文化財研究院に
寄贈の意思を明らかにしたことにより行われた。
シルクロードとしてよく知られている中央アジア地域は古代文化交流の核心的な地域といえる。
新羅と伽耶古墳から出土した各種ガラス製品と装飾宝剣などは、その起源をヨーロッパまた
中央アジア地域で探しており、シルクロードを通じて韓国に伝えられたと知られている。
今回寄贈された研究資料は、韓国古代国際交流の実情を把握する上で大いに役立つものと期待される。
特に毀損·消滅以前の文化遺産の姿を描いた各種映像資料は、文化交流史の研究だけでなく、
人類共通の文化遺産保存·保護のための重要な資料として活用されるものと期待される。
国立文化財研究院は寄贈資料を体系的に分類·整理して国民に公開する予定で、
今後もすべての国民が文化遺産を享受できるよう積極的に行政を継続する計画だ。