伝統文様原形記録化

韓国の伝統紋様の源流を究明し、その原型を記録・保存するため、美術品の造形・装飾要素である文様資料を報告書として発行している。また、文様イラストなどのデジタルコンテンツをインターネットを通じて提供している。



韓国伝統文様原形記録化事業

各種文化財を美しく彩る韓国の伝統文様を通じて、祖先の価値観や美意識などを確認するとともに、それらの文様を記録する事業である。また、その洗練された装飾文様は現代的なデザインの素材としても開発することができ、様々な文化コンテンツとして応用できるよう、事業を進めている。本事業は2006年より遺物・遺跡に残っている文様を材質別に調査し、『韓国の伝統文様』シリーズなど計8冊の調査報告書を発行した。これらの冊子には、個別の文様に関する解説や写真、イラスト等を収録し、文様の意味体系と造形としての価値にスポットを当てた。また、文様イラスト資料は、インターネットを通じて提供(www.alright.or.kr)し、一般の方でも簡単に活用できるよう試みている。



研究成果

2006 韓国伝統文様1《織物》
2008 韓国伝統文様2《陶磁器》
2009 韓国伝統文様3《螺鈿•華角》
2009 韓国近現代螺鈿図案-重要無形文化財・螺鈿匠(宋芳雄)伝承図案
2010 韓国近現代螺鈿図案-螺鈿匠・金奉龍の図案
2012 韓国伝統文様5-金属工芸
2012 韓国伝統文様6-木工芸
2013 韓国伝統文様6-瓦塼

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